Vol.21 アナログで“プロセス”を楽しむ - 多重露光ワークショップのご紹介 | 後藤芳貴 Yoshitaka Goto

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Vol.21 アナログで“プロセス”を楽しむ – 多重露光ワークショップのご紹介

#フィルムカメラ#フィルム写真#ワークショップ#多重露光#撮影方法

6月22日、ロモジャパン主催のLC-Wideを使用したワークショップの講師を務めさせていただきました。そこで改めて、私の多重露光ワークショップについてご紹介したいと思います。年に1〜2回のペースで開催しているこのワークショップ、実際にはどんな体験ができるのか?この記事で詳しくお伝えしていきます。

主催はさまざま。これまでの実績

これまでワークショップを開催してきた会場は実に多彩です。

  • ロモジャパン(東京)
  • カメラはスズキ(横浜)
  • フィルムさんぽ(横浜)
  • ギャラリー世田谷233(東京)
  • 天狼院書店(東京・京都)
  • 日本デザイナー学院(東京)
  • 玉川学園高等部(東京)
  • 町田市文化プログラム(東京)
  • 水族館「海遊館」(大阪)
  • SNAPPP寫眞私館(台北)
  • LOG ON (香港)など (敬称略)

どの会場でも、基本的には「多重露光を楽しむ」ことが中心のプログラムです。使用するのは35mmのフィルムカメラ、またはロモグラフィーのインスタントカメラ。カメラをお持ちでない方にはレンタルも可能な回が多く、手ぶらでも参加できる“初心者にやさしい”内容になっています。

初心者歓迎。基礎から体験までしっかり学べる

ワークショップの参加者は、ほとんどがフィルムカメラ初心者、あるいは多重露光未経験の方ばかり。まずは「多重露光とは?」という基本のレクチャーからスタートします。特徴や撮影時の注意点、成功のコツなどを、豊富な作例とともに分かりやすく解説。座学のあとは、いよいよ実際の撮影体験へ。

インスタントカメラを使用する場合はその場で結果を確認できますが、35mmフィルムの場合は現像が必要。その“仕上がりを待つドキドキ感”もアナログならではの楽しさです。

撮影中はアドバイスも随時

撮影では、多重露光に適した被写体を一緒に探しながらアドバイスを行います。「何と何を重ねたらいいかわからない」という初心者ならではの悩みにもしっかり寄り添います。実際にシャッターを切ることで理解が深まり、撮影後にレクチャーを振り返ることで、より内容が定着していきます。

参加者同士のフィードバックも宝物

撮影後には、参加者同士で写真を見せ合いながら感想を交わす講評会も行います。最初はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、自分では「失敗したかな?」と思っていた写真が、他の人から「面白い!」と評価されることも多々あります。

私からもコメントやアドバイスをさせていただきますが、何よりも他の参加者の視点や感性に触れることで、新たな発想が生まれると好評です。

プロセスを“楽しむ”という体験

私のワークショップでは、単に多重露光の撮影方法を学ぶだけでなく、「プロセスを楽しむ」ことを大切にしています。今の時代、写真もアートも、デジタルで何でも編集できてしまいます。それはとても便利で素晴らしいことですが、時には“完成までの過程”の面白さや、そこにある偶然の魅力が見落とされがちです。

アナログで撮るフィルムカメラの多重露光には、偶然との出会いや、想像以上の結果が生まれる“ハッピーアクシデント”があり、手間をかけてこそ得られる特別な価値があります。「もっとクリエイティブな感性を磨きたい」「アナログでしかできない表現を体験したい」と感じている方には、ぜひ体験していただきたい内容です。

次回のご参加、お待ちしています!

次回の開催はまだ未定ですが、ご興味のある方はぜひ私のSNSをフォローして最新情報をチェックしてください。また、ワークショップの開催場所を提供いただける方も随時募集中です。ご関心ある方はお気軽にお問い合わせください。

それでは、また次のワークショップでお会いできるのを楽しみにしています!

この記事の著者

後藤芳貴(ゴトウヨシタカ)

フリーランス写真家。2018年に写真事務所「ジャムアーツ」設立。
ロモグラフィーのフィルムカメラとの出会いを契機に、アナログの多重露光技法を駆使して映画的、絵画的な作品を制作。作品は音楽ジャケット、書籍の装丁、広告など、様々なメディアで使用され、視覚的なインパクトと独自の世界観で多くの評価を受けている。(アートワーク実績:ロモグラフィー/講談社/集英社/光文社/ゆうちょ銀行/ユニバーサルミュージック/FM802 など順不同)

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