Vol.12 私が作品を販売する理由：夢と喜びの共有

3月20日より、世田谷233にて個展「夢境の断片」を開催いたします。今回のブログでは、個展に先駆けて、最近私が考えている「作品の販売」についてお話しさせていただきたいと思います。ぜひ最後までお読みいただければ嬉しいです。

今回の個展では、作品を観て楽しんでいただくことに加え、作品の販売にも力を入れたいと考えています。私が作品を販売する理由はいくつかありますが、その一つに「皆さんと喜びを共有したい」という強い思いがあります。

写真家として、これまでに多くの夢や目標を叶えることができました。例えば、音楽ジャケットに自分の作品を使ってもらいたいと願っていたところ、写真集『X-ing』（233PRESS）を出版して4年後、シンガーソングライターのナオト・インティライミさんの配信シングルに2曲連続で採用されました。また、企業のカレンダーに作品を使用してもらいたいという夢も叶い、FM802やゆうちょ銀行のカレンダーに採用されました。さらには、思いがけず直木賞作家・桐野夏生さんの著書の装丁にも作品を使っていただいたこともあります。これらの夢が実現した瞬間、私は本当に大きな喜びを感じました。

最近では、この喜びをもっと多くの方々と共有したいと思うようになりました。そして、その共有したい相手は、私を応援してくださっている皆さんだと感じています。作品を購入することは、その作家を応援する気持ちも込められているのではないかと思います。皆さんに私の作品を手に取っていただき、これから新たに叶える夢や目標が実現したとき、一緒に喜んでいただけることが、私にとって大きな意味を持っています。これが、私が作品を販売する理由の一つです。

ちなみに、これから私が叶えたい夢は次の通りです：

• 村上春樹氏の著書の装丁に作品が採用されること
• 写真集『Mission』をクリストファー・ノーラン監督に手渡すこと
• ベルギーのマグリット美術館のショップで写真集が販売されること

どれもぶっ飛んだ夢ではありますが、なんだか今までの体験を考えるとなんだか叶えることができそうな気がしています。

他にもまだまだ夢はありますが、どれも一見ぶっ飛んだものかもしれません。でも、私は本気でこれらの夢が叶うと信じています。

「アート作品は敷居が高そうで、まだ購入したことがない」という方も多いかもしれません。そんな方にも気軽に手に取っていただけるよう、今回の個展では18cm x 18cmの額装ミニアート作品を、3,960円（税込）で販売いたします。作家と喜びを共有するという気持ちで作品を購入していただければ、その作品をより一層大切に感じていただけるはずです。そして私も、作品を購入してくださった皆さんのために、さらに良い作品を作ろうと頑張ることができるのです。

それでは皆さんのご来場を心よりお待ちしております。個展の概要は下記の通りです。

「夢境の断片」後藤芳貴/  photo piece for daily art

日時：2025年3月20日（金）〜3月24日（月）12:00~19:00 *期間中無休
会場：世田谷233 
住所：東京都世田谷区若林1-11-10
電話：03-5430-8539
展示内容：カラー、モノクロの多重露光作品 約20点展示
在廊予定：3月22日（土）、23日（日）終日予定
イベント：
①インスタントカメラによる多重露光撮影体験
3月22日＆23日終日随時受付（予約不要）
作家が来場者をインスタントカメラで双子のように多重露光の撮影をします（1000円/2枚）。
撮影した写真はそのまますぐにお持ち帰りできます。撮影内容はこちらを参考にしてください。
②アナログレコードの会
3月22日（土）17：00〜　（同会場）
予約不要、参加費不要、入退場自由